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函館検定体験記・合格法伝授!

函館歴史文化観光検定、通称函館はこだて検定を受験しようと思ったのは数年前の夏頃。少し勉強して、その年の秋には無事取得しました。はこだて検定について、説明します!

はこだて検定とは。

正式な名前

正式な名前は、函館歴史文化観光検定といいます。初級と上級に分かれています。

はこだて検定の概要

実は結構人気のある資格で、りゅりゅが初級を受験したときは、170名が同じ初級を受験していました。ちなみに上級は71名の受験でした。合計すると241名も受験していたのですね!すごい!

それだけ受けて、初級の合格者は80名、上級ではなんとたった7名。自分が受けた実感としても、この数字でもわかるようにしっかり勉強しないと落ちる試験です。

はこだて検定は、函館の街に関する歴史・文化・産業・地理・人々の暮らしなどの学習を通じて街への愛着や誇りを再認識して頂き、函館の魅力を観光客や全国の方々へおもてなしの心を持って紹介できる人材を育成することを目指して実施しています。子供達の郷土愛の育成や、観光関連事業に従事する方々の資質向上にも最適です。

函館商工会議所 函館歴史文化観光検定ページより

商工会議所さんのページより、概要の説明を引用させていただきました。観光という単語が入っていますね。これ、しみじみ試験会場で感じました。

りゅりゅのように趣味で受けにきた風の人と同じくらい、スーツで仕事の一環で取りに来ていた人がいました。宿泊施設の従業員さん、ガイドさん、タクシーやバスの運転手さんがいらっしゃいました。

あとは歴史の知識自慢がやまないおじいちゃんたち。りゅりゅは勉強しながら若い頃より記憶力落ちたなーなんてずっと感じてたんだけど、おじいちゃんたちは平気なんだろうなあ。お羨ましい限りです。そして試験にもきちゃうアクティブさも素晴らしい。

勉強の仕方

まず、テキストと過去問の購入は必須です。裏を返せばそれだけ用意して勉強すればあとはなにも必要ありません。

テキストは図書館にもありました。最初は借りて済ませようかと思ったのですが、姫は付箋貼ったり線引いたり自由にしたかったしどちらにしろ問題集買いに行くからとついでにお金だして買いました。

過去問は図書館にあるのですが、出版者の意図で貸出はできないそうです。なので図書館でみていくだけのものになります。

商工会議所に出掛け、そこで過去問等を買います。テキストは市内書店でも買えますが、過去問は商工会議所に直接買いに行かないと手には入りません。ちと不便かな。詳細は下記まで。

https://www.hakodate.cci.or.jp/kentei/hakodatekentei 函館商工会議所

この二冊を用意したら、まずテキストを流し読みします。さらーっと一回読んだらOK。その後過去問を解きます。終わったら採点をして、間違えたところをテキストで調べます。そこだけノートに書き取ると尚良いです。

そうして復習して、また次の過去問に挑みます。採点、調べて復習します。それをしばらく繰り返すと大分理解度が深まります。

出るポイントはいくつかあります。函館の坂の名前、教会とその名称・宗派、土方歳三について、市の鳥、市の魚、市の木。それらをはずさずにしっかり覚えてください。

それを繰り返してだいたい買った過去問を覚え尽くしたら、函館市中央図書館へ向かいます。図書館のカードを持っている人はカードを、ない人はカードを作るのに身分証を忘れずに持ちましょう。

図書館には貸し出ししてくれない過去問があります。過去問は過去8年分の問題を集めて冊子にしたものです。それ以前の過去問は載っていません。つまり今買った過去問と図書館にある古い過去問では、掲載されている過去問が違うものなのです。なので、それも漏れなく勉強しましょう。

図書館の階段を上がり二階へ行きます。棚にあるはこだて検定過去問題集を持って、二回の窓口にカードとともに提示して、「研究個室を使いたい」と申し出ましょう。

研究個室というのは図書館の資料を使って研究や勉強をするときに貸してもらえる個室です。ここで、ゆっくり過去問に取り組みましょう。下記のページの研究個室のところが参考になります。

https://hakodate-lib.jp/facility/guide 函館市中央図書館

これで何年分もの過去問がつぶせたことになります。合格率は半分までいきませんが、70%合っていれば合格ですし、過去問と同じ問題がでることもよくありますので過去問を制覇しましょう。

試験当日のお話。

試験会場はりゅりゅの時は北海道大学水産学部でした。早くついたつもりだったのですが、すでに着席して黙々と最後の追い込みをする人がたくさんいました。

座席は指定ですので掲出された座席表から自分の席を見つけて着席します。

驚いたのはたくさん取材がきていること。新聞社もテレビもきていました。

粛々と試験が始まって、りゅりゅはさらさらっと回答すると許可されるが否や教室をあとにしました。結果は後日発表です。

結果発表!

結果発表はWebサイトで発表になり、その後郵送でした。りゅりゅは試験を受けたらすっかり忘れていてWebサイトを見ていませんでした(反省)。でも無事合格しておりました。

合格者証などがあとから家に届きました。

まとめ

実は歴史を筆頭にいわゆる社会科が苦手なりゅりゅ。でもはこだて検定に合格できたことで苦手意識の克服につながりそうです笑。

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