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りゅりゅの誕活(誕生日活動)の記録

ディズニー版の不思議の国のアリスに、「なんでもない日」を祝うシーンがあります。アリスがいかれ帽子屋たちと一緒に、「君と僕とが生まれなかった日!」と、お茶の会でお祝いをします。

あれには共感できる部分があって、要は祝いたいんです。祝えればいいんです。そういうことで「今日も幸せだなあ」って思えたらいい一日だったって言えるんです。

だから、りゅりゅも似たような活動をしています。その名も「誕活」。お誕生日活動の略です。

りゅりゅが誕活をする理由。

なにかおめでたいことがあったらいい。誕生日は年に1回しか来ない。なんでもない日は該当者が多すぎて特別感が薄い。じゃあ、365人お友だちを作って、毎日お祝いができたらそれが一番いいなあ。とりあえず、365人も誕生日を祝うお友だちはいないけど、身近にいる人の誕生日を全力で祝おう。そこが出発点です。

心がけているのは、妥協はせず全力で祝うこと、大人が本気を出すと誕生日はこういうことになるんだぜってことをみせつけるような誕生日にすること。

では、りゅりゅが行った誕活の記録をまとめておきます。

20代女子へ・グミ

今年最初は冬でした。まだこの頃は「誕活」という意識が薄かったため、実は写真が残っていません。贈られた側の子がが動画を撮ってくれたそうなのであとでそれをもらおうかなあと思っています。

このとき作ったのはグミ。カルピスの500mlペットボトルを型にして、カルピスのグミを作りました。するとペットボトルの形のグミができあがります。ペットボトルについていたカルピスの巻いてあるビニール的なやつを綺麗にはがして洗ってグミに装着。フタを接着すれば、見た目完璧に500mlペットボトルのグミが完成です。

衛生上の観点よりちゃんと包装して、本人にお渡し。ペットボトルだな、と思って触ってみるとちょっとぐにっとした触り心地・・・こちらはこの20代女子と妹お二人3人で、かじりついて3つのかわいい歯形を付けてくれたそうです。

30代男子・目玉

次は30代男子への誕活。男の子だし、少し刺激的な方向性を求めて目玉ゼリーを作りました。

丸い氷を作る型を100円均一にて購入、カルピスと、色混ぜした食紅を投入した少量のカルピス液で黒目部分を作りました。洋物っていいよね、ということで、黒目は濃緑にしています。

そしてさらなるグロ感を、と、ぶどうジュースに浮かべて完成。

前回のグミ、今回のゼリーでこの時点でゼラチンの扱いは俺に任せろ!という気持ちに。

50代女性・公衆電話

次の被害者は職場の優しい母さん。お孫さんがいらっしゃる方なので、お孫さんと遊んでいただこうと公衆電話を作りました。リアルサイズの段ボール製です。

でも、ただの公衆電話型の段ボール箱作っても面白くないでしょ。というわけで、受話器の部分に100円均一で買ったハンズフリーマイクを仕込んであります。それを携帯電話のイヤホンジャックに接続すると、なんと通話ができるしくみ。

たこ焼き for all → バレンタイン。

誕活ではありませんが、その後バレンタインが来ましたのでこんなものを作りました。

ぱっと見たこ焼きです。でもこれ、実はシュークリーム。市販のプチシューに、チョコレートソースとホワイトチョコレートをかけ、紅ショウガ代わりに干しあんずを刻んだものを添え、パック詰め、輪ゴムをかけてビニール袋に入れて配布。

みんなで楽しくいただきました。様々な反応がある中、りゅりゅ的に一番ツボだったのは職場の経理担当男性の言葉です。

「・・・タコが入っていません」

確かに入っていません。でもさ、突っ込むところはそこ?!

30代女性・ビール

次はビールに見えるゼリーです。リンゴジュースにノンアルコールビールで香りを付け、メレンゲ+ゼラチンで泡を作って乗せて、冷やしたら完成。お誕生日の本人にはジョッキでしたが、他のみんなにはプラスチックの透明の使い捨てコップ(屋外でビールを買うと入ってくるやつ)で作りました。

20代女性、30代女性合同・くまモン

かわいい二人が同じ日の誕生日でしたので、かわいいくまモンを。チョコパイにチョコペンでマーブルチョコを接着し耳とほっぺにします。残ったチョコペンで他の顔パーツを書き完成。

企画段階ではただかわいいだけで面白くない思いつきだな、と思っていたのですが、りゅりゅの画力のなさでおもしろさ補填完了。よかった、ただ真面目にくまモン作っただけなのに、絵が下手なおかげで笑える作品になりました。

30代男性・カオナシ

映画と甘いものが好きな30代男性。甘いものといっても、チョコならチョコだけがいいそうで、チョコの中に何かが入っているとかは好きじゃないとのこと。映画ネタから、しかも混じりけのないもので・・・悩みました。そもそもりゅりゅ映画詳しくないしなあ。知っているのはジブリくらい。

というわけで、スプーンにホワイトチョコを流し込んでチョコペンで顔を描き、カオナシです。この辺でゼラチンと同じ現象が起こってきます。チョコペンは俺に任せろ!

もうチョコペンからそのままは描きません。左手で握ったチョコペンからチョコを絞り出し、利き手に握った爪楊枝でとってそれで描きます。

しかし・・・顔がないのがカオナシだったはず。カオナシがこんなに個性豊かな表情を見せるなんて。

仕事の後家に帰り、家の仕事を一通り終わらせて、夫が寝た後に一人カオナシを大量に描いていると、不思議な精神状態になります。これはまさか「カオナシハイ」というやつでしょうか。だんだんテンションが上がってきて、そのうちカオナシがあるものに見えてくるのです。嗚呼、あの人に見える。よし、描いてみよう!

けんじさーん!

うん、案外いい出来。お誕生日当人には、カオナシではなく研二さんを食していただきました。

40代女性・ムーミン

いつもとってもお世話になっている女性のお誕生日には、この方の好きなムーミンを作りました。

100円のワイヤー、100円の色画用紙、100円の額で完成。ムーミンを作ったつもりが、目の部分が大きめなできになったためムーミンパパに見えるという噂あり。

手やしっぽの先が細かくて大変でした。もうね、今からトーベ・ヤンソンさんにお願いして、ムーミンの指は3本だった、とかにしてもらおうかと思ったくらいのレベル。りゅりゅは腕力があるのでこのくらいの太いワイヤーでも平気、と思ったのは少し甘かったみたい。でもこのくらいの太さがあると出来上がりが見栄えいいんだよなあ。

まとめ。

結局、みんなで笑えればいいんです。みんなが楽しい気持ちになればいいんです。そして、りゅりゅはまた次は誰の誕生日かなって虎視眈々と狙っています。うふふ、またネタを考えなくては。

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